転倒時に車体を守ってくれるエンジンガード
いくら乗り慣れてもふとした拍子に転倒させてしまうことはやはりあると思います。そんな時にエンジンやフレームへのダメージを緩和するためのカスタムパーツがエンジンガードやエンジンスライダーです。
性能面だけではなくビジュアル面でも有能なものが多く、ドレスアップパーツとしての側面もあります。自分のベース車両のカスタムの方向性と合わせたものをチョイスするのがいいでしょう。
今回はMTー09用で僕が今まで取り付けた中で感触の良かったものを6つご紹介したいと思います!
MTー09用エンジンガード/スライダー6選
デイトナ エンジンプロテクター
コストが低いのが最大の魅力。店舗での取り付けをお願いするとしても部品代込みで11,000円〜14,000円程度で取り付けが可能。立ちゴケ程度のダメージなら問題ありません。さらに樹脂パッドの部分は補修部品が存在するので、片側だけ交換するということも可能です。
デメリットとしてはダメージが一点集中するので、過度のダメージに対しては不安が残ります。エンジンハンガーボルトで止まっているので、湾曲したりすると少しばかり厄介です。単体のみよりではなく他のガードと組み合わせるとポテンシャルが上がります。
年式によりものが違うので、購入する場合は間違えないように注意です。
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ベビーフェイス フレームスライダー
デイトナのエンジンプロテクターのようにパッド式なのですが、2本のボルトで固定されたベースにジュラコン樹脂製のパッドを取り付けているタイプのスライダーです。値段は割とお高めではありますが、転倒時にかかる負荷が分散できるのが◎です。
こちらもデイトナ製のエンジンプロテクターと同様、パッドのみ補修部品として交換することもできます。
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ワイズギア サイドプロテクター(2021〜)
ワイズギア製のMTー09専用サイドプロテクター。ヤマハのロゴが入ったオフィシャル感強めのエンジンガードです。2021年以降の車両のみ取り付け可能ですが、車体との融和性は非常に高いです。
シンプルなブラックのパーツが多い中、ゴールドのワンポイントがいいアクセントになっています。こちらも二か所で固定しているので、負荷は分散できるタイプです。
デイトナ パイプエンジンガード
ビジュアルが嫌いでなければパイプタイプのエンジンガードは守備力が非常に高くおすすめです。範囲も広いので非常に多くの部分を保護してくれます。
加えてこちらのガードにはクラッシュパッドも付属しているので、転倒時の軽度なダメージは吸収してくれます。黒で目立たないのでビジュアル面でも◎。費用対効果の部分を考えて僕はこちらのパーツをチョイスしました。
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ゴールドメダル スラッシュガード
パイプエンジンガードならこれが最強格です。値段は非常に高価ですがエンジンハンガーボルト2本とフレームの計3点での固定でかなり頑丈です。
さらにカラーも選べるので、ドレスアップパーツとしての使用も可能です。難点は値段が非常に高価なこと。バックステップキットが購入できるほどのお値段です。僕は自分の09は迷った結果コストを考えてデイトナのパイプエンジンガードをつけましたが、金銭に余裕があるならこちらをチョイスしていましたね。
ヘプコ&ベッカー エンジンガード
ドイツのメーカーであるヘプコ&ベッカーが製作したエンジンガード。フレームやタンク、ウインカー等を保護してくれます。さらにこちらもクラッシュパッドが付属されており、軽度なダメージはこちらで吸収してくれます。
少し残念なのが作りが甘さが目立つこと。ボルトのネジ位置や取り付け位置が大幅に擦れていることがよくあり、熟練していない方が取り付けるのはかなり苦労します。
過信しすぎないこと
状況に応じて有能なエンジンガード類も、当然ながらいかなる状況においても無敵というわけではありません。やはりスピードが出ている時の転倒時には守りきれなかったり、エンジンガードから過大な負荷がかかってフレームが折損したバイクもありました。
心配な場合はクランクケースカバーやアクスルスライダー、ハンドガード等と組み合わせるとさらに防御力は高まりますのでおすすめです。

安価な粗悪品&なんとなく自分で取り付けは本当におすすめしない
かくいう僕は左右で5000円ほどのエンジンガードを付けていたのですが、色が落ちてみすぼらしくなった挙句、取り外し時にサビサビだったボルトが中で折れて大変な目に遭いました。
取り付けボルトがエンジンハンガー部分であることが多いので、そういうことになってしまうと復元に非常にコストがかかる場合があります。
さらに自分で取り付ける場合に失敗すると、ボルトが斜めになってしまったりしてこれまた面倒なことになります。きちんとした工具がない場合はなかなかな難易度になってしまうので、自分で作業をする場合は注意して行いましょう。

まとめ
あくまで個人の感想ではありますが、おすすめのエンジンガード/スライダーを6種ご紹介させていただきました。強度の面ももちろん大事ではありますが、やはり車体に取り付けた時のバランスも取りたいところ。
自分が乗っている間安心して乗れるのであればこういったカスタムパーツは非常に有用性が高いので、自分に合ったビジュアルのガードをチョイスしましょう!
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!