大型バイクのタイヤはヘタなものを履きたくない!
まあやっぱりネームヴァリューのあるところはいいタイヤを作っておられます。個人的な好みが非常に絡んでくるジャンルですが、「ほとんど通勤時々遠出」の僕が個人的に気に入ったタイヤをご紹介します!

MT-09のタイヤサイズ
フロントタイヤ | 120/70ZR17 |
リアタイヤ | 180/55ZR17 |
このサイズは非常に色々なバイクに使われています。大型バイクでスポーツやネイキッドはこのサイズか後ろが190/50ZR17を採用していることが多いです。
タイヤサイズ表記の意味

コスパ最強!ミシュランタイヤ
比較的安価でありながら押さえるべきところはきちんと押さえたミシュランタイヤ。
余談ですが、タイヤが非常に柔らかいので交換時に非常に楽で整備士フレンドリーなメーカーさんです(笑)
パイロットパワー2CT
今まで履いたタイヤの中でも群を抜いてリーズナブルなミシュランタイヤ。当然上位モデル(Power Cup EvoやPower5)は他社と変わらないが、これは別格。僕が09で一番最初に履いたタイヤです。
センター部分は耐摩耗性重視、外側の部分はグリップ力を重視した2コンパウンドタイプのタイヤで、雨天時のグリップも水準以上のものでした。「この値段だったらお買い得すぎるパフォーマンス」です。
ただ自分がMT-09に慣れてきたこともあってか、少しカーブ時に外へ流れていく感覚とグリップ抜けが気になってくるようになってしまいました。当時は自分が下手くそだからなんだと考えていましたが(今も別に上手くはないです)。
お客さんにはツーリングと通勤メインの方には非常に受けのいいタイヤです。ただMT-09よりもMT-07の方が多いです。高い負荷をかけるシチュエーションでなければ文句のないタイヤですよ。
パイロットパワー3
パイロットパワー2ctが単純にパワーアップしていると考えていいと思います。僕が2ctの次にチョイスしたタイヤです。変えてすぐは「すげー!!全然違う!」となっていましたが、それは使い込んだ2ctと新品のパワー3の比較になっていたからですね。陥りがちなプラシーボ効果に注意しましょう。
コーナーリングに関しては、最初はよく食いつきましたがずっとというものでもありません。どのタイヤでも同じですが。新品の2ctと乗り比べれば違いもわかったかもしれません。もちろん良くはなっているのでしょうが、大きく実感できるものではなかったです。
ただ大幅に良くなったと感じたのがライフです。10000km以上もったんです。僕は2ctの時リアは7000kmでダメになったのでこれには感動しました。タイヤって高いですからこういうのはすごく嬉しい。
相変わらずコーナーの外に逃げていく感じはありましたが、その頃には自分も慣れていてなんとも思わなかったので「ずっとパワー3でいいんじゃなかろうか?」と考え始めていたんです。実際この後もリアは2回、フロントは1回変えました。かなりお気に入りにタイヤでしたね。

じゃあパワー3履いて2CT履く意味無い?ところがそうでも無いよなーと。
僕の考えるバイクのタイヤに「耐用年数」は車検2回分、つまり4〜5年と考えています。
その間に5000km乗らない人もいるわけです。じゃあ2CTの方が安いんだしそれで良くね?というのが僕の考えです。
そしてダンロップに出会ってしまった
まあ昔からウチに営業さんは良く来ておられたんですけど、なんとなく僕のバイクの話になりました。

コミュ障かよ(笑)で、熱烈にダンロップタイヤを推されまして…

という流れでミシュランタイヤにお別れしてダンロップのタイヤを履くことになったのです。
α−14
わかる人は「いきなりパンチ効いたタイヤに変えたな〜!」と思われるんじゃないでしょうか?僕は少なくともそう思いました。なぜならこのタイヤは紛うことなく「ハイグリップタイヤ」なのですから。
営業さんのダイマの圧が強すぎて「じゃあ一度履いてみます」って言っちゃいました。お客さんに聞かれたとき履いてないじゃ分からないというのもありました。
その結果。
訳分からんぐらい喰いつきました。道中ヘルメット内で大騒ぎする程度には。
あれなんなんすかね?ハイグリップタイヤってヤバいです。今まで外側に流れていた感覚は皆無、どころか内側に貼り付いたように曲がっていきます。テンション上がってそのまま仕事場から自宅までを超遠回りで帰りました。
峠を攻める人の気持ちが初めて分かりましたね。そりゃこんだけ不安無くカーブ曲がれたら行きたくなるわな。
ライフはまあ…ハイグリップタイヤとしては長めではないでしょうか?僕はリア7000kmで交換しました。それと毎回このタイヤを履くのは通勤メインの僕としてはコストが高過ぎると感じました。こんなもん初期型09にはオーパーツですよ(笑)
ただライディングが楽しくなるタイヤというのは間違いないです。
SPORTMAX GPR-300
前後交換タイミングでミシュランに戻すかどうかを考えたのですが、どうせなら他メーカーのツーリングタイヤを履いてみようと思い至って購入したのがGPR-300。
流石にα−14からだったのでグリップは物足りない。ですがミシュランの2CTとパワー3よりは喰いつきました。値段考えたら当然なんですけど。(むしろあの価格帯であのクオリティーであるミシュランはいい意味で異常)
高水準でまとまってて特に弱いところも無い。無茶をしなければスポーツ走行も出来るオールラウンダーツーリングタイヤ。ミシュランと比較するとちと高めではありますが、ROAD5やPOWER5あたりのクオリティーだとするならそんな値段差も無いし。
今現在履いているのがこのタイヤで、まだライフに関してはどのぐらいのものかまでは把握できていませんが、10000kmオーバーならリピートすると思います。ちょうどいい落とし所。
今後履いておきたいブリジストンのタイヤ
まだ履いたことがないタイヤを紹介するのはどうなんだ。という話なので、あくまで僕が持っているイメージでお話しします。故に今後加筆&修正される可能性があります、というかします。
BATTLAX HYPERSPORT S22
今のGPR−300が交換となったらこのタイヤを履くと思われます。僕のイメージとしては「α−14と比較してドライグリップは下、ウエットグリップは上」という感じです。(もしかしたら思い込みかもしれない)
このタイヤを履いたお客さんはほぼ皆さん満足してリピートされます。ウチのお客さんはS22を好む方が非常に多いです。値段はメーカーの希望小売価格が設定されているのでお高いんですけど。
ただモノは間違いなくいいんです。値段の部分がネックじゃなきゃ買ってたかもしれない。なんでα−14より高いんだよ(涙目)。
…お金貯めとくかー。
後書き
実のところ他にも履いたタイヤはあります。前のバイクの時のものも合わせれば結構な種類になると思います。R15にめちゃくちゃ細いフロントタイヤを入れて「すぐ寝かせるー!」などと命知らずなことをしておりました。
その中でも今回は09のタイヤに焦点を当てて、かつ良かったもの+今後履きたいものを紹介しました。
ここまで語っておいてなんですが、タイヤは好みが1番大きいです。刻まれているトレッドパターン(溝のこと)、実際乗ったフィーリング、コストパフォーマンスなど、自分のしっくりくるタイヤを見つける必要があります。
ただ経験としては、あまりに安過ぎるネット等で売られているタイヤはやめておいた方がいいんじゃないかな?と感じます。当然同じものなら安い方がいいですが、届いたら2年前のタイヤとか…シャレになんない。
メーカーもそれなりに知名度のあるところをオススメします。4輪タイヤの実績があっても2輪でいいとは限りませんし、要求スペックが4輪とは全く違うというのもあります。
沢山の中から自分の好みのタイヤを見つけ出しましょう…大変ですけどね。
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!